債務整理すると住宅ローンはどうなるの?

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債務整理すると住宅ローンはどうなるの?

債務整理して住宅がなくなってしまうケース

債務整理すると住宅ローンはどうなるの?

債務整理にはいくつか種類があって、その中には住宅を守れるものと守れないものとがあります。そのうちの一つである「自己破産」の手続きをすると住宅を失ってしまいます。

 

車などもそうですが、価値ある財産である住宅は競売にかけられて、売却金額が債権者の中で配当されていきます。住宅だけ残して借金はチャラというわけにはいきません。しかも自宅を所有したまま破産手続きをすると「管財事件」という扱いになり、数10万円の予納金を裁判所に収めなければならないなど、デメリットがあります

 

住宅については「任意売却」を積極的に行おう

 

上記のように自己破産の場合は住宅を失うことになります。そして住宅が競売にかけられたら立ち退きをしなければなりません。もし立ち退かなければ強制的に自宅から追放されてしまいます。そうなると当然生活が苦しくなってしまいます。

 

ですからもし自己破産を考えているのなら、競売にかけられる前に自宅を「任意売却」するのがベターです。任意売却は競売ではなく自分で住宅を売ってしまうという方法です。通常住宅が強制競売にかけられると二束三文とは言わないまでもだいぶ低い価格になってしまいます。だいたい市場価格の半額とか3,40%低くなってしまうとされています。

 

でも任意売却であれば、市場価格よりやや低くなるとはいえ、競売の時のような下落はありません。この方法では引っ越しにかかる費用をまかなうことも可能ですし、引っ越しの日付に関しても交渉の余地があります。強制立ち退きのような事態にならないのです。また周りの人に競売にかけられたのがばれにくいというメリットもあります。

 

そして手続き費用も少なくなります。このように自己破産をする前に任意売却をすることで、次の住まいでの生活をスタートすることがより簡単になるのです。またこれとは別のパターンとして、もし住宅ローンを現在滞納しているのなら、半年以上たったころに住宅は競売へとかけられてしまいます。その場合上記のように住宅価格が低く設定されてしまいます。

 

そうすると競売の申し立て費用や遅延延滞金が住宅の残債と重なって負債が多くなってゆき、結果として自己破産へと進んでいくという可能性もあります。例えば任意売却であれば4,000万円で売れたのに競売にかけた結果2,500万ほどにしかならないというケースも考えられます。ここに延滞金などが加わる場合の最終的な負債はバカになりません。

 

そして強制退去にもなります。引っ越しの費用も捻出されません。でも任意売却をしていれば自己破産をせずになんとかなったかもしれないわけです。ですから滞納が続いていて競売のリスクがあるのなら急いで任意売却を、そしてどのみち自己破産をすることを予定しているのならやはり任意売却をして対策を講じる必要があるでしょう。

 

ちなみに任意売却を自分の知り合いや親族相手に行って家賃を払うことで住居をキープしたり、不動産との買い戻し契約を行って売却するという方法もあります。この場合だといずれまた自宅を取り戻すことが可能なので、選択肢の一つとして入れておいても良いでしょう。

 

住宅を守れる債務整理

 

借金を帳消しにできる自己破産とは違い、任意整理や民事再生といった別のタイプの債務整理制度では借金の減額をすることを目的にしています。金融業者からの一般的な借入れと住宅ローンの借金という別々のタイプの債務を抱えている人で、「住宅ローンだけなら返済していけるけど、他の債務は返済できない」という人もいるでしょう。

 

この場合は「民事再生(個人再生)」という債務整理方法を利用することができます。これは民事再生法という法律にもとづいて借金の負担を軽減することができる制度です。この制度を使うと住宅ローン以外の債務を一気に軽くすることができます。

 

個人再生の場合「住宅資金特別条項」という制度があって、ですから住宅を守りつつ、他の借金を減額して返済し続けることが可能です。借金が多くて返せないといっても、必ずしも自己破産しなければいけないわけではありません。

 

むしろ自己破産したくても必ずできるわけでもありません。ですから弁護士事務所などに相談してみてプロの意見を聞くのが一番です。任意整理ですむかもしれませんし、特定調停や民事再生といった別の手段を勧めてくれるかもしれません。債務履行が難しいから住宅を失うに違いないと早合点しないようにしましょう。

 

もし自己破産したら将来住宅ローンを組むことはできるの?

 

自己破産したらもう2度と住宅ローンは組めないのでしょうか?そんなことはありません。ある程度の期間を過ぎればもう一度組むことは可能です。自己破産のような債務整理を行うと信用情報機関と言うところに金融事故として登録されます。

 

その情報を保管されているうちはNGですが、サラ金などであれば免責から5年後、銀行であれば免責から10年後になると事故歴が消えるので、それ以降住宅ローンに挑戦することができます。債務整理にはメリット・デメリットがあります。住宅のことを考える上でどの債務整理が自分に合っているのか、専門家の意見を仰ぎましょう

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